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工具の基礎知識 「トルクスレンチ類」

トルクス®とは

トルクス®とはアメリカのCamcar社が開発したねじの規格です。タイプはT型とE型とに大別され、ボルト頭と工具の接触面が曲線で構成されているのが大きな特徴です。従来のボルト・ナットと比べてトルクの伝達効率が高く、また磨耗や割れの原因となる応力の集中が少ないため、耐久性も高くなっています。トルクス規格は、その優れた特徴や作業性の良さから自動車産業をはじめとする各種産業機械に広く採用されており、今やプロの必須工具となっています。
「トルクス」という名称は、アキュメント社の登録商標であるため、一般には「ヘックスローブ」(6つの耳たぶという意味)と呼ばれています。KTCは、アキュメント社からライセンスと技術指導を受けており、「トルクス」という名称を使用することを正式に許諾されております。

■ トルクスレンチサイズ一覧

※下表内の「A寸法」と「ボルト径」は、トルクスねじとそれに対応するトルクス工具のサイズ(呼び)を決める目安です。ご使用の際は、トルクス工具がトルクスねじに、ガタつかずぴったりと嵌合する(はまる)ものを選択して下さい。

※「A寸法」はアキュメント社が公開している工具側の規格値で、製品の実寸と完全に一致するものではありません。また、「呼び」に対する「ボルト径」は、一般的な
トルクスねじの例です。


T型トルクスレンチ

呼び T6 T8 T9 T10 T15 T20 T25 T27 T30 T40 T45 T50 T55 T60 T70
A寸法 1.65 2.30 2.48 2.72 3.26 3.84 4.40 4.96 5.49 6.60 7.77 8.79 11.17 13.20 15.49
ボルト径 M2 M2.5 M3 M3.5 M4 M5 M5 M6 M8 M8 M10 M12・14 M16 M18

E型トルクスレンチ

呼び E4 E5 E6 E7 E8 E10 E11 E12 E14 E16 E18 E20 E24
A寸法 3.83 4.72 5.69 6.17 7.47 9.37 10.03 11.12 12.85 14.71 16.64 18.41 22.10
ボルト径 M5 M6 M8 M10 M12 M14 M16 M18

いじり止めトルクスについて

T型トルクスねじの中央部に丸型の突起物があるねじを「いじり止めトルクスねじ」といいます。「いじり止めトルクスねじ」は、一般の方がみだりに分解してはならない個所に使用されています。携帯電話やコンピューター内部で数多く採用されており、最近のクルマではエアバッグやシートベルトまわりなどでも使われています。

 
   


T型いじり止めトルクスレンチ

呼び T8 T9 T10 T15 T20 T25 T27 T30 T40 T45 T50 T55 T60 T70
A寸法 2.30 2.48 2.72 3.26 3.84 4.40 4.96 5.49 6.60 7.77 8.79 11.17 13.20 15.49
ボルト径 M2.5 M3 M3.5 M4 M5 M5 M6 M8 M8 M10 M12・14 M16 M18

正しい工具の使い方

トルクスレンチ類
  • ボルトのサイズに合ったものを使用して下さい。
  • ボルトには、奥まで完全に差し込んで下さい。
  • ボルトの回転方向に力を加えて下さい。軸を倒す方向に力を加えると先端部が破損する恐れがあります。
  • 六角部にねじれや亀裂のあるレンチは使用しないで下さい。
  • ハンマー等で、たたいて衝撃を加えないで下さい。
  • 先端でこじないで下さい。
  • 小サイズは力の入れ過ぎに注意して下さい。
  • 強い衝撃を与えたり、落下させないで下さい。
  • パイプなどを継ぎ足して使用しないで下さい。
六角棒レンチセット類
  • 入組品については個々の注意事項等をよくお読み下さい。
  • 持ち歩く場合は必ず、止め金具等を確実に掛けて下さい。
  • T型トルクスビットソケット類
  • 角ドライブは、根元まで差し込んで下さい。
  • インパクトレンチ等の動力工具には、インパクトレンチ用のソケットを使用して下さい。